日誌 — CVEの対処記録

CVE を1件ずつ取り上げ、該当判定・緩和策・恒久対応・検知までを手順として書いた記事の一覧です。 CVSS・影響を受けるバージョン・修正版・KEV 収載は、NVD / CISA KEV / ベンダーアドバイザリと突合できた内容だけを載せています。 他社の記事の見出しを集めたセキュリティニュースとは別のページです。

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警戒8月25日 夜の観測たった今

Firefox と Thunderbird の解放後利用 CVE-2026-74943 の対処

Mozilla Firefox と Thunderbird の Graphics: ImageLib コンポーネントに解放後利用(use-after-free)の脆弱性 CVE-2026-74943 が公表された。CVSS v3.1 基本値は 9.8(CRITICAL)で、認証も利用者操作も不要と評価されている。修正版は 115.39.0、140.14.0、153.1.0 の各系列で提示されている。

警戒8月24日 朝の観測1日前

Zimbra Collaboration に OS コマンドインジェクション CVE-2026-73570…

Zimbra Collaboration Suite(ZCS)10.1.20 より前のバージョンに、OS コマンドインジェクションの脆弱性 CVE-2026-73570 があります。任意の zimbra-snmp パッケージが導入され SNMP 通知が有効な構成で、認証されていない攻撃者が細工した SMTP リクエストを送ることで、zimbra ユーザー権限で任意の OS コマンドを実行されうるとされています。CISA KEV に 2026年8月21日付で収載され、是正期限は 2026年8月24日です。CVSS 基本値は 8.9 です。修正版として NVD が示している上限は 10.1.20 です。

警戒8月23日 夜の観測1日前

TrueConf Server の任意コード実行を塞ぐ手順(CVE-2026-72530)

TrueConf Server に、4307/TCP 経由で隔離環境を抜け出しホスト上で任意コードを実行される code injection の脆弱性がある。CVSS v3.1 基本値は 9(CRITICAL)で、CISA KEV に収載され是正期限は 2026-09-03。修正版は系列ごとに 5.3.9.10013 / 5.3.9.10015 / 5.4.9.10072 / 5.4.9.10019 / 5.5.5.10010 / 5.5.5.10009 が提示されている。

警戒8月21日 夜の観測4日前

Windows IKE拡張の二重解放CVE-2026-33824 KEV是正期限は8月21日

Windows の IKE 拡張に二重解放の脆弱性があり、認証なしのネットワーク経由でコードを実行される。CVSS v3.1 基本値は 9.8 で、CISA KEV に 2026-08-18 に収載され是正期限は 2026-08-21 である。Windows 10 / 11 と Windows Server 2016 以降が対象で、系列ごとに 10.0.14393.9060 から 10.0.28000.1836 までの修正済みビルドが提示されている。

警戒8月19日 夜の観測5日前

vCenter のディレクトリトラバーサル CVE-2026-59310 への対処

VMware vCenter の Syslog サーバにディレクトリトラバーサルの欠陥があり、vCenter へネットワーク到達できる攻撃者が任意コードを実行しうる。CVSS 3.1 基本値は 9.8(CRITICAL)で、CISA KEV に 2026-08-18 収載、是正期限は 2026-08-21。修正版は vCenter Server 9.0 系が 9.0.2.0100、9.1 系が 9.1.0.0300、8.0 系は 8.0、Telco Cloud Platform は 5.2 である。

警戒8月18日 夜の観測6日前

IBM Documentation Offline 1.4.1以前にRCE 修正版1.5.1

IBM Documentation Offline 1.0.0 から 1.4.1 に、ログ出力の無害化不備(CWE-117)に起因して遠隔の攻撃者が任意コードを実行できる脆弱性 CVE-2026-17481 がある。CVSS v3.1 基本値は 9.8(CRITICAL)で、認証も利用者操作も不要。修正版は 1.5.1 で、対処は 1.5.1 以降への更新である。

警戒8月18日 朝の観測7日前

RayのRCE、2.52.0へ更新を KEV期限8月20日

分散処理フレームワーク Ray の 2.52.0 未満に、開発者のブラウザ経由で任意コード実行に至る欠陥(CVE-2025-62593、CVSS 3.1 基本値 8.8)があります。CISA KEV に 2026年8月17日付で収載され、是正期限は 2026年8月20日です。修正版は 2.52.0 で、開発機で Ray を起動したままウェブを閲覧している環境が対象になります。

警戒8月17日 夜の観測8日前

JupyterLab の保存済み出力のボタンで任意コマンド

JupyterLab の HTML サニタイザが button 要素の commandlinker 属性を許可しており、CommandLinker が document.body 上の全クリックを拾って命令を実行していた。保存済みの HTML セル出力に仕込まれた偽ボタンを1回押すだけで任意コード実行に至る。CVSS 基本値は 9.6、修正は 4.5.7。

警戒8月17日 夜の観測8日前

Jupyter Enterprise Gateway にテンプレート注入

Jupyter Enterprise Gateway が Kubernetes マニフェストの描画に使う KERNEL_ 環境変数にサーバサイドテンプレートインジェクションがある。Jinja2 式を混ぜるとサービス内で Python と OS コマンドが実行され、Kubernetes クラスタ全体の侵害に至る。CVSS 基本値は 10、修正は 3.3.0。